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職員三名が強度行動障害支援者養成研修を受講しました。

先日、スキャットキッズの職員三名が強度行動障害支援者養成研修を受講しました。
児童指導員の岩田・指導員の武城が基礎研修を修了し、児童指導員の吉田が基礎・実践を修了しました。

目次

強度行動障害支援者研修とは?

強度行動障害支援者養成研修とは強度行動障害の人を支援するためのもので、厚生労働省が認可する公的資格の一つです。研修を修了することで強度行動障害に対して理解を深めることができるほか、適切な支援計画の作成スキルや、適切な障害福祉サービスを提供するための技能・知識が身につきます。
 
強度行動障害は知識や技能がなければ、その症状や心理状態を把握するのが非常に難しいといえます。支援者養成研修を受講することで強度行動障害を持つ方の心理を把握し、各人の希望や意志に寄り添った支援が可能になると考えられるでしょう。
 
例えば強度行動障害の方は、たくさんのことを一度に行ったり、たくさんの人と一度に接したりすることが苦手なケースがほとんどです。これは本人がなかなか目の前で起こっていることを理解できず、不信感や不安感を感じているためと考えられています。
 
上手な対応の方法がわからないために、結果的に自分や他者を傷つける行動に走ってしまうのが、現在わかっている強度行動障害のメカニズムの一つです。
 
強度行動障害支援者養成研修とはこのような状態にある強度行動障害の方に対して、周囲で起きていることをできるだけ理解しやすく構造化し、適切に支援できる人を養成する研修です。 (日本児童教育専門学校HPより引用

研修を受けた感想

私(吉田)は今回、基礎研修と実践研修を受講しました。「強度行動障害をしてしまう人は、困らせている人ではなく、困っている人」何度も講師の方がおっしゃっていた言葉です。困っているからこそ、課題となる行動が出てきてしまう。その課題となる行動を予防し、ご本人が落ち着いて過ごせるように適切な支援をするためにはどうしたらいいか?それを学ぶための研修でした。
ご本人の特性を理解すること。支援者同士で共通理解を持つこと。周りの環境(支援者・言葉かけ・状況・空間)を改善し、ご本人が落ち着いて過ごせるようにケアすること。この研修で様々な学びを得ました。すぐにでも現場で活用できる有益な情報ばかりでしたので、研修を受けて本当によかったと感じました。
研修後はさっそく「視覚支援グッズ」を作成しました。イラストで一日の予定を伝え、子どもたちが見通しを持って過ごせる手助けになればいいなと思っています。

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